台所を預かるようになってもうすぐ10年になるが、いまだに包丁でじゃがいもが剥けない。必要な時はすべてピーラーで済ませてしまう。包丁を使う必要を感じないためおそらく一生剥けないままだろうとあきらめている。
ピーラーを使ってもあの野菜はなかなかの難物だ。でこぼこの表面にくまなく滑らせ、さらに窪んだ芽の部分を取り除くのは、不器用者にとっては結構な作業である。もしじゃがいもが美味な野菜でなかったならば早々に我が家の食卓には上がらなくなっていただろう。
幸か不幸かじゃがいもはほくほくでしっとりで和食洋食守備範囲が非常に広いため、今日もあのごつごつとした平らな場所のまるでない面にピーラーを這わせることになる。もちろん芽も取る。
と四苦八苦しながら剥いた6個のうち、4つの中身が傷んでいてわたしのこころも傷ついた。
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