今日の日記には虫が登場します。
苦手な方はご注意ください。
何人か連れ立って出かけた夜。
一人が突然顔をしかめて口のあたりに手をやる。「うわー口の中に虫が入ったよ」。
ああ、それはよくある。別に口を開けたまま歩いているわけでもないのに、あいつら、ちょっとの隙をついて口内に飛びこむのだ。入ったほうも命が危ないのだろうが、入られたほうも不快だ。
と慰めようとしたとき、
「えー何それ」
「虫が口にって、そんなの聞いたこともない」
「気持ち悪いなあ」
「口あけてぼーっと歩いているからだよ」
「そうそう。みっともない」
口々に非難される被害者。
その片隅で人知れず、共感の言葉を発しかけた口を開いたまま、フリーズしているわたし。
よくあることなのに……な、ないの?無いのかい?
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