羽虫がいる。昨日の陽気で一斉に卵から孵ったのか、頭の上のほうで羽虫がたくさん飛んでいる。人間の背丈より上のほうにいるので、特に困ることもない。光を反射して上へ下へと飛び交う様は、むしろきれいなくらいだ。遠くからみれば、羽虫もいいものに見える。
だから、人間だって。
横幅が広くて手足が短く愛想の無い人間も、遠くからみれば「堂々として格好いい」ように見えるかもしれぬ。
いや、そう思っている人がきっといる。いるかもしれない。いるんじゃないかな。いてほしい。いることにしよう。
問題はそう思っている遠くの人をどうやって近くにひきつけ、かつ初めの印象を変えずにいるかということで。
それができればとっくにやっている。
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