「なつやすみのこども」というフレーズには期待やときめきやわくわくする気持ちや無限の可能性や透明さや懐かしさやひとさじの儚さといった色々な美しいものが内包されている気がする。とはいえ、実際に夏休みの子どものおられる親御さんにとってはある種戦いの季節でもあろう。子どもたちにも大人たちにも等しくエールを送りたい。
このあたりでも夏休みが始まったようで、普段ならしんとした午前のそこかしこに子どもの気配がする。
他所の窓から流れてくるのは、あれは鍵盤ハーモニカの音だ。たどたどしい演奏だが曲名はわかる。
信じがたいことだが「ジングルベル」だった。
5ヶ月先のために練習なんて、何とけなげであることか。
と。考える前に、演奏している子は南半球に住んでいたことがあって、クリスマスといえば今頃なのではないかと想像した。口に出さなくて良かった。南半球だろうとどこだろうとクリスマスは12月だ。
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