虫の話。苦手な方はご注意ください。
ややグロテスクな話題かもしれませんので、それが苦手な方もご注意を。
風呂あがりにぼんやりとしていたら、首の後ろにちくりと痛みを感じた。蚊に刺されたのだろう。
刺されないように気をつけてはいるが、刺されてしまったときは大人しく吸われることにしている。一度かまれてしまえば、途中で止めさせようと最後まで吸わせようと痒くなるのは避けられない。ならば無益な殺生はしなくてもよかろうという判断だ。
ちくりちくり、としつこく不快な痛みは続いている。
なかなか満足して飛び立ってくれない。少々欲張りすぎではなかろうか。
体全体に力をいれて我慢しているうちに、痛みはもっとひどくなる。ちくり、というより、ざくり、と刺さるようだ。
いったいいかほどの蚊なのか。
我慢できずに首の後ろに手を回し、そこにいたものを捕まえる。
かさかさ、とした感触。
あ、これ、カメムシだ。緑色の。
ご存知ない方のために解説申し上げるが、カメムシというのは農業従事者に嫌われる害虫である。さらに農業従事者でない方もそれなりに忌避する虫である。何故かというと、彼らは攻撃をうけたり驚いたりすると独特の悪臭を放つのだ。
入浴後だというのに、手と首がカメムシ臭くなった。
手はともかく、首にカメムシの臭いがつくなんて初めてのことだ。貴重な経験だが、今後の人生に役立つかは微妙な線だろう。
ここまでが昨日の話。
今日になって、首の後ろが痒くて痛い。
でもどこを見ても「カメムシが人を刺す」などという情報はない。葉や果実の液を吸うことはあるようだが。
つまり自分は、植物に間違われた、と。そういうことなのだろうか。風呂あがりだからといって、あまりぼんやりするのも良くないと反省した。
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