外にカメラを持って出ると、小さな光が横をついてくる。レンズや液晶に反射した日光が地面に映ったものだ。
ひょこひょこと動き回って付かず離れずついてくるのが可愛いので、「カメラの妖精さん」とひそかに呼んでいる。
歩いているときは歩いているスピードで。止まって写真を撮るときはそれを見守って。
曇りの日は家で留守番。晴れの日はことさらにきらきら。
なかなかにメルヘンないい関係だ。
でも妖精さんがついているわりには、写真、下手なんだよなあ。
「妖精さん」なんて名前をつけられたがゆえ、無体な期待をされてしまう反射光。
自分でつけた名前に惑わされるわたし。
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