今日も今日とて落ち葉掃き。掃いても掃いてもきりがない。
使う道具は竹製熊手と竹ぼうきだ。ほうきはこの間新しいものを買ってもらった。新品の竹ぼうきは先端が折れて無くなっていないので、掃く部分がアンバラ ンスなほど大きい。一度さっと地面をすべらせるだけで広い面積がきれいになる。熊手は落ち葉が深く積もっているときに便利だ。一気に一箇所に集めてとりこ ぼしがない。
赤、黄、橙、黄緑、緑、茶色に黒。大石、小石、さざれ石。もみじの葉はさわさわ、栗の葉はばさばさ。
色も重さも音もひしめいた落ち葉の山ができたら、それを手押し車に積む。集めたその場で燃やせれば爽快だが、霜や氷で湿っているとそうもいかない。敷地内の目立たないところにまとめて捨ててしまう。
枯葉の掃除で大事なことは、完璧を求めないことだと思う。
掃いても集めてもきりがない。運んでいるうちにまた降り積もる。手押し車からこぼれる葉もある。
驚異的な数の葉は自然の脅威。太刀打ちしようとせず、大体のところであきらめてしまうのが精神衛生の上では良い。
さて、完全ではないが始める前よりはずっときれいになった。運ぶべき最後の葉の山を搭載して手押し車の方向を変える。その拍子に、がつんと木の幹に車の角がぶつかった。
ばさばさばさばさばさ。衝撃でいっせいに木に残っていた葉が落ちる。あたり一面鮮やかな赤、黄、橙、黄緑、緑……。
あきらめることで救われるものがある。本日の掃除は、これまで。
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