調子の悪かったパソコンを買い換えた。
諭吉くんの韋駄天ぶりは世界を狙える。
メールをチェックした。1週間も放っておいたから、さぞかし返信が大変だろうと覚悟していたが、特に大事なメールは来ていない。そういえばサイト開設以来メールなんてもらったことなかった。web拍手のコメントすらここ数ヶ月見ていない。
手に職もなく脳みそにしわもない怠け者に用事がある人など、めったにいないということだ。
ところで、自分は容姿もあまりよくないが、ただひとつ他人に賞賛されるところがある。
髪だ。
黒曜石のようだった色はだいぶ薄くなってしまったが、質はなかなかよろしい。さらさらである。他に話題もないせいか、美容師さんにもよくほめられる。
せっかくの長所なので、パーマはかけない。物心ついたころからずっとストレートヘアだ。
さてその自慢の髪をゆらしつつ、ある朝連れあいを起こすと、彼は薄目をあけてわたしを見て。
「なにそのパンチパーマ」
唯一の長所を根拠なく全否定された。
最低限、寝言は目を閉じて言っていただきたい。
もう一度、パソコンを買い換えた後の話に戻る。
お気に入りのサイトを回ってみた。そんなに大きな更新はされていなかった。
巡回している掲示板を読んだ。過疎ジャンルの過疎掲示板ばかりのせいか、さほど話題は進んでいなかった。
webすらわたしを置いていかなかったというのに、連れあいの寝言はわたしを置き去りに突っ走る。おかしな話だ。
PR