以前勤めていたころは徒歩で会社まで通っていた。少々遠かったが、道が狭くて自転車道はおろか歩道もなく、さらに坂道だったので、車の多い通勤時間に自転車を使う気にはなれなかったのだ。
そんなとき、職場の雑談で自転車の話題になった。先輩が尋ねる。「アマモリさんは自転車に乗れるの?」。乗れますと答えるわたし。
「え、乗れるんだ!?」意外そうな先輩。
「乗れないと思ってた」驚く係長。
「本当に大丈夫なの?」心配と疑惑がないまぜの課長。
職場が変わっても徒歩で通勤した。
仕事の合間の雑談で、自転車で買い物に行ったと話す。
「自転車乗れたんだ!?」ひどくびっくりしていた直属の上司。
今年の春、ずっとしまっていた自転車を出してきた。これに乗って田園風景でも撮影しに行こうと何気なく計画を披露する。
「えー?!アマモリさん、自転車乗れるの?」食事の手をとめて声をあげる義母。
「大丈夫か。ちゃんと乗れる?」目を見開く連れあい。
先日、田舎の母に電話をした。
自転車だと家のまわりの坂道が大変だとこぼす。
それに対する母の反応。
「あんた、まだ自転車乗れるの!?」
まわりの皆さまは、わたしをなんだと思っていらっしゃるのだろう。
気になるけど、聞いたらもう立ち直れない予感がする。
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