料理ができないということをポジティブに考えてみる。
すごいことではないだろうか。材料は全て食べ物なのに出来上がるのが毒だというのは。そろそろ暗殺を生業にしている組織がスカウトしにくるのではなかろうか。
拳銃もナイフも持ち込めない宮廷内。周りは高い壁で射撃もままならない。そこへ料理番として入り込むわたし。
その日のうちに王様は危篤となり、ご崩御なさる。
王様が倒れたのは夕食の後だ。当然疑われるのは厨房である。しかし料理番の誰一人として毒物を持ち込んだものはいない。あるのは厳選された高級食材ばかりである。これらで作った料理で病気になどなるはずがない。捜査の目は別の部署へ向けられる。
その裏でほくそ笑む第2大臣。暗殺組織のボスはワインを傾けながらつぶやく。「オオモリ(わたしのコードネーム)め・・・・・・恐ろしいやつよの」
当然このあとで暗殺組織から抜けようとしたわたしが王室の警備係(二枚目)と手に手をとって逃げる大活劇があるのだが、関係ないので省略。
ただ、わたしの料理は毒ではあるが味もまずいので王様が食べてくれないかもしれないのが問題だ。今後はおいしくてかつ毒になる料理が作れるようにがんばります。??
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