義母に、冷蔵庫にあるファンタをとってと頼まれた。
冷蔵庫にファンタなんてあっただろうか。のぞいてみるがやはりない。
ぶどうジュースとコーラはまだ残っている。そう告げると、ファンタとぶどうジュースを勘違いしていた、ジュースをちょうだい、と義母が笑う。我が家ではファンタといえばグレープ味だ。色が似ていますものね、とわたしも笑ってぶどうジュースをコップに注ぐ。
こぽこぽと涼しげな音をたてて、コップが紫色に満たされる。
ああやっぱり。開栓してから何日かたつから。
炭酸がぬけてしまっているなあ、と感想をもらして。
これはファンタではなくてぶどうジュースだから!
あっというまに炭酸飲料だと思い込んだ自分の順応力がおそろしい。
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