虫及びゲテモノの話。要注意。
ねえ、アマモリ、聞いてよ。いや、そんなこと言わずに聞いてよ。恐い夢を見たんだよ。
アマモリと一緒に南国へ旅行にいったのね。そこでアマモリが料理をつくるって言い出したのさ。
で、何を思ったかお前は味噌とゲジゲジを持ってきて、それを材料にすると主張するんだ。もちろん止めたよ。全力で拒否したよ。
そこへ俺の前に何故かゲジゲジがやってきて、構えをとったのさ。何だろうとびびっていると、突然そのゲジゲジが飛んで、
俺の足にぺたり、と。
「ひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
恐かったよ。恐い夢だったよ。まだあの感触が足に残っているようだよ。
なるほど。ゲジゲジを大の苦手とする連れあいなれば、恐ろしい夢であったに違いない。同情に値する。
わたしが旅先でまでゲテモノ料理に挑戦しようとしているのも、夢なのだから仕方あるまい。
それよりも問題は、君が夢のなかであげたであろう悲鳴を、現実でもしっかり発声したことだ。しかもわたしの頭の真後ろで。
おかげでわたしは起床時間の30分前という、二度寝には短く、起きるには早すぎる時間に目を覚ましてしまった。
それでも少しでも睡眠時間を確保するため寝ようとするわたしをつかまえて、見た夢について詳細に語ることはもはや罪ではあるまいか。
弁明があるなら聞こう。ただし、もう一眠りしてからだ。
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