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庭でフィギュアを撮影しているときに来客がある確率はどんどんアップしているのに、とっさに被写体を隠してごまかす技術は全然成長しない。
ちょっとの見栄よりフィギュアの無事、と丁寧に扱おうとするのがよくないというかえらいところというか。
今日は週1回くらいのペースで我が家に荷物を届けてくれる宅配便配達員の方に……。
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午前11時 義母が庭のフキ(山菜)で夕食用の炒め物をつくってくれる。
午後3時 義母から庭で取れたコゴミ(山菜)を夕食におひたしにするようにと渡される。
午後3時10分 義理の叔父がタラノメ(山菜)を天ぷらにするようにと持ってくる。
アスパラガス(見た目が山菜)も大量に持参する。
午後3時40分 隣人がウルイ(山菜)をおすそわけしてくれる。
ああ草食系食卓……。
ちょっとした傷がいちいち痛いので絆創膏を貼って保護することにする。
絆創膏を持ったはずの手を見たら包み紙しかない。
近くのゴミ箱を見たら、むきだしの絆創膏が入っていた。
またわたしの経歴に傷がついてしまった。絆創膏だけに。
本日も連れあいの話。動物の話があるので、苦手な方はご注意を。
夕方、仕事から帰った連れあいの手に、朝はなかった小さな傷がいくつかできていた。どうしたのか尋ねると、噛まれたと答える。またお客様の要望で逃げたペットの捕獲にでもかり出されたのだろう。今度は何にやられたのか。犬か、猫か。
「……きに噛まれた」
はい?
「たぬきに、噛まれた」
……はい?
話はさかのぼる。事務員である連れあいが書類仕事に精を出していると、外出していた他課の課長がつかつかと寄ってきた。
課長は言う。車で事務所に帰ってくる途中で、たぬきが道路沿いを歩いているのを目撃した。あのままでは車にひかれて可哀想だから連れてきて。
野生動物にとっては車にひかれるかもしれないという仮定の危険より、人間に捕まるという実際の危険のほうがよほどストレスではないか。そもそもそれはこ の会社の仕事ではないではないか。そんな仕事を直属の上司ではない人間の命令で受けてもいいものか。そして何故それを連れあいがやらねばならないのか。い ろいろな不満の果てにきょとんとして言葉もない。課長はさらにまくしたてる。
早く行って。こうしている間に轢かれたらどうするの。道具?そんなの適当でいいから。檻がない?あんた作業着だから、捕まえたら抱っこして連れてくればいいでしょ。はいはい早く早く。
野生動物を膝にのせて車を運転しろとは。この課長は「野生動物なんてシネマフィルムにしか存在しない」設定の近未来の住人か何かか。野生動物をなめるな。
あれよあれよというまにたった一人で出かけさせられた連れあい。
その小さき手にあるのは、ただ一組の軍手。そしていくらなんでも抱っこは無理と持ってきた檻がわりのダンボール。それだけ。
網もネットもない。徒手空拳の野生動物保護。
無理だろう。普通無理だろう。
後に連れあいは語る。
「俺はいい仕事をしたと思うよ」
然り。彼はいい仕事をした。頼れるものは軍手をはめた己の手のみでありながら、見事たぬきをつかまえたのである。
さすがに軍手と作業着では自分の身を完全には守れなかった。
彼の手には、たぬきの必死の抵抗の痕が。噛み傷と引っかき傷。
職場に戻った彼の報告を聞き、直属の上司は血相をかえた。今すぐ医者に診てもらうように。
野生動物との接触は感染症が恐い。まして傷をつけられたのならなおさらだ。直属の課長は野生動物の危険をご存知だ。よかった。家族としても安心だ。
医者に行くと、既に上司から連絡が入っていた様子。受付で「あ、たぬきに噛まれた方ですね」と確認される。集まる待合室の視線。
すぐに通された診察室で、お医者様は傷をひととおり見て告白する。
「正直なところ、たぬきに噛まれたのはどう処置してよいものかわからなくて。消毒して抗生物質を処方しますので、何かあったらまた来てください」
そうだろう。たぬきに噛まれた患者の処置に慣れている医者などめったにいないはずだ。地元の医者がそんなことに精通していたら、わたしは引越しを真剣に検討する。
治療費2000円。自腹なり。
以上が帰宅した連れあいから聞いた顛末だ。本当にたぬきに噛まれたとは。冗談だと思った。
連れあいの傷は経過を観察するとして、気になるのは捕まえたたぬきの行く末である。怪我がなく、人に危害を加えたわけでもない野生動物は行政でも保護していないはずだ。どうするのかと問う。
「うん。明日、どこかの山に放す」
……連れあいの仕事と負傷に意味はあったのか、はなはだ疑問の残る結末だった。
最後に余談。
帰宅した連れあいが傷の原因について説明したとき。
「……たぬきに噛まれた」
……はい?
アニキに噛まれた?
誰のことかと一瞬で色々思い巡らした。どうかしていた。
でもたぬきに噛まれたというのもどうかと思うのだ。
虫及びゲテモノの話。要注意。
ねえ、アマモリ、聞いてよ。いや、そんなこと言わずに聞いてよ。恐い夢を見たんだよ。
アマモリと一緒に南国へ旅行にいったのね。そこでアマモリが料理をつくるって言い出したのさ。
で、何を思ったかお前は味噌とゲジゲジを持ってきて、それを材料にすると主張するんだ。もちろん止めたよ。全力で拒否したよ。
そこへ俺の前に何故かゲジゲジがやってきて、構えをとったのさ。何だろうとびびっていると、突然そのゲジゲジが飛んで、
俺の足にぺたり、と。
「ひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
恐かったよ。恐い夢だったよ。まだあの感触が足に残っているようだよ。
なるほど。ゲジゲジを大の苦手とする連れあいなれば、恐ろしい夢であったに違いない。同情に値する。
わたしが旅先でまでゲテモノ料理に挑戦しようとしているのも、夢なのだから仕方あるまい。
それよりも問題は、君が夢のなかであげたであろう悲鳴を、現実でもしっかり発声したことだ。しかもわたしの頭の真後ろで。
おかげでわたしは起床時間の30分前という、二度寝には短く、起きるには早すぎる時間に目を覚ましてしまった。
それでも少しでも睡眠時間を確保するため寝ようとするわたしをつかまえて、見た夢について詳細に語ることはもはや罪ではあるまいか。
弁明があるなら聞こう。ただし、もう一眠りしてからだ。
村には防災無線が通っていて、あちこちにスピーカーが設置されている。「防災」無線と名はついているものの内容は様々だ。村内における火事の発生や農作物に関する注意、役場主催のキャンペーンやイベントの告知。夕方には電子音で「夕焼け小焼け」を流したりもする。
そういえば以前、行方不明者の情報が放送されたことがあった。そのときに伝えられた行方不明者の特徴。
・○○地区在住(村内有数の住宅密集地)
・ぼうず頭
・身長167センチメートル
以上。
当てはまる人、そのへんにいっぱい歩いてる。
とあるレシピにあった言葉。
「氷り水」
氷が入った水なのか凍った水なのか。
通販サイトで人形を立たせるためのスタンドを探していたときに見つけた商品。
「商品名:フィギュアスタンド
在庫あり
推奨年齢: 13歳 ~ 83歳3か月」
下限だけでなく上限もあるのか。しかもすごく半端な。
84歳になったら何で人形を支えたらいいか今から心配だ。
ごく簡単に連れあい寝言メモ。
夜中にむくりと起き上がり、何もない空間を指差して。
「あの潜水艦、誰の?」
ここは六畳間ですよ。
広大な畑の真ん中で、近所の人と畑の持ち主が談笑しているところを見つけた。お二人は仲がよく、いつも缶コーヒー片手におしゃべりしている。今日も井戸端ならぬあぜ道会議だろう。
傍らには隣人がいつも連れている犬がいる。毛色はベージュ。座ると人間の腰より上に頭がくる大型犬だ。人間の話など退屈だろうに行儀よく座っている。
賢いものだと感心して見るとはなしに見ていると、犬がゆらりと動いて立ち上がった。
え?立ち上がった?
ほおかぶりをした小柄な奥さんだった。服もご丁寧に茶色系。
手ぬぐいをかぶった横顔は遠目だと犬のそれに見える。田舎豆知識。またひとつ賢くなってしまった。