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一年間使っていたスリッパについに穴があき底が剥がれた。物としての寿命を全うした立派な最期である。感謝しつつ処分し、新しい物を購入した。
今度のスリッパは起毛素材。ふわふわですべすべだ。履きながらもしゃがみこんで撫でたくなるなめらかさ。
それを使い始めた日、ふと見下ろすと、ぽつりと何かついている。茶色くて丸い――ペットフードのかけらだろうか。何であれ新調したばかりのふわふわすべすべに異物をつけておくのは気持ちが悪い。腰を曲げてつまみあげる。
べたり。と嫌な感触がして。
納豆。納豆だった。わたしのふわふわすべすべがねばねばに!ねばねばに!ねばねばに!!
大騒ぎしたが、拭いたらすぐとれた。
つまんだ指の臭いはなかなかとれなくて参った。
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宅配便を送るため送り状を記入する。机の上が狭いので隙間をぬうように。特にこの手の届くところにあるお茶は危ない。こぼしたら一大事だ。慎重に作業を進める。
よし、書き終わった。送り先の住所等が間違っていないか確認する。問題ないようである。当然ではあるがお茶もこぼさなかった。すでに玄関に置いている荷物と一緒にしておこう。机上のそれを手に取り、送付物の上に乗せる。
玄関まで出たついでに、そのまま散歩に出た。
30分後、散歩から戻った自分が見たものは、宅配用ダンボールの上にちょこんと鎮座している自分の湯のみ茶碗だった。
そして自室の机上には宅配便の送り状がそのままに。
……何が起こったのか全然わからない……。
夕食はエビフライだった。衣までつけてあり後は家で揚げるだけの市販品である。
ほぼ出来合いとはいえ、海老は蟹に次ぐ至高の海産物であり気軽にぱくぱくと食べるわけにはいかない。「さいわい」と書いて海の幸。じっくりと噛みしめここに幸ありと高らかに謳うべき食材だ。余計な修辞を省いて表現すると、好物なので味わって食べたい。
海老がある世界に生まれたことを感謝しつつ、まずは一口。
ずるり、という感触とともに、付箋紙のような薄くて細長いものが衣を脱いで自分の口に吸い込まれた。
咀嚼。海老、的な、味?みたいな?
そして箸に残った衣を覗くと、筒である。種もしかけもなく何も入っていない。
もしかして、あの、一口目で出てきた紙切れみたいなのが、海老?
二口目からは揚げたパン粉を食べた。
ちなみに連れあいは海老を見つけられなかったとのこと。
薄くて硬くて四角いものがポケットにある。封筒か何かだろうか。この硬さは結構たくさんの紙類が入っているに違いない。もしかして……札束?
取り出してみると使用済み使い捨てカイロだった。
落ち着いて考えたら札束がポケットに入っている心当たりもなかった。
「洗い流す」にひっかけて「笑い流す」という言葉はどうだろう。さわやかで軽やかでいいのではないだろうか。
実践してみようと台所で食器を洗いながら笑ってみた。
うへへへへへへ、うへえ、へ、うへ、ううう、へ、へ、へへへへへへ。
息が続かない。さらにまずいことにさわやかどころか気味が悪かった。あと顔の筋肉が痛くなる。
致命的な欠点としては「笑い流す」ではなく「洗いながら笑っている」だけだということか。失敗。
今朝我が家にタイツだけ履いて満足してズボンをはかずに散歩に出ようとしている人がいた。
今朝我が家にズボンをはかずにベルトだけしめようとしている人がいた。
いい服ほど虫に食われると聞くが、高級素材など一枚も入っていない自分の洋服ダンスでは、100%化繊の服が虫にやられていた。よほど食べるものがなかったのだろう。哀れである。
また飢えさせては可哀想なので、多めに防虫剤を入れておいた。
痛い話注意。
小松菜を茹でるとき目測を誤って葉と一緒に自らの指も水面に入れてしまったが、これはつまり太くて短いはずの自分の指がちょっと伸び成長していた証なのでめでたいことだと言ってよいだろう。
もっと長くなるよう願いをこめて、指には馬油を塗っておいた。
肩についていた太い糸くずを引っ張ったら
耳からイヤホンがすぽんと抜けた。