「脳内グルメまんがごっこ」に似たことは食べるときにいつもやっている。
例えば、コンビニで買って来たパンを食べるとする。このままでは味気ない。
では、このパンが、大人しそうだけどどこか芯の強さを感じさせるおかっぱの女の子が休日に焼いたものだと仮定する。
食べようとするわたしをじっと見つめる女の子。
「レシピどおりに作ったつもりなんですけど…。自分ではおいしいかな、って。あ、おいしくなければ無理に食べてくださらなくてもいいですから!」
かーっ!食べる。食べるとも。不味かろうはずが無い。おいしく楽しくいただきますとも。
例えば、料理に失敗したとする。このままでは食べたくない。
では、この料理が、眼鏡で声のいい所作のきびきびとしたおじ様が休日に作ったものだと仮定する。
食べようとするわたしから目をそらしつつもどうしてもこちらを伺わずにはいられないおじ様。
「作り方どおりに作ったつもりだったんだが…。あ、まずければ無理に食べなくてもいいよ!」
くーっ!食べる。食べるとも。残せるはずもない。炭化した野菜くずまできれいにいただきますとも。
と、いつもの食事がおいしく楽しくいただけるというわけだ。
楽しいですとも。ええ。
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