人の寝言に対して返事をし会話してしまうと、眠っている人の脳に負担がかかってあまり良くないと聞く。
寝ている人と会話をして楽しいことなど、起きている人間の側にもない。故に自分もなるべく寝言への返答は控えるようにしているのだが。
不定期連載、連れあい寝言メモ。
草木も眠り人も眠る丑三つ時、突然大きな声をあげる連れあい。
「すみません!キャベツは置いてますか!」
明らかに寝言だ。寝言に返事をするのはよろしくない。そのまま無視して寝続けようとする。
「キャベツはありますか!」
聞こえなかったと思ったのだろう。さらに大きな声で叫ばれた。ああ、これは返事をするまで執拗に寝ぼけ続けるパターンだ。連れあいの声はよく通る。暑くて窓も襖も全開だ。他の部屋で寝ている義母が驚いては気の毒なので、仕方なく応答する。
ええと。キャベツなら冷蔵庫にあるけど?
「ん?あ?違うよ!アマモリに言ったんじゃないよ!馬鹿だな!」
……結構な勢いで怒られた。
然り。まったくそのとおり。寝言に答えてはいけないのだ。寝ている人の脳に負担がかかるばかりでなく、答えたほうの情緒にも理不尽なわだかまりが残るから。
PR