有名なシールつきチョコレート菓子を昔から時々買っている。
おまけのシールが流行していたころは、シールだけとりだしてお菓子を捨てる子供が続出したらしい。もちろん自分は今も昔もチョコレートも全部食べる。このチョコレートが現在のわたしの体型の基礎をつくったと言っても過言ではない。
この菓子は、おまけの手をかえ品質をかえ長年にわたって売られている。特に動向を追いかけているわけではない自分は、何年か間をおいては遭遇するのだが、見かけるたびに値段が高くなっていて驚く。
最初は30円だった。しばらく後は36円くらいで購入していた記憶がある。成人して出会ったときは60円になっていた。当初の倍だ。僕も君も大人になってしまったね、とすこしさみしくなった。チョコ相手にわれながらよくわからない感想だ。
しかし彼(菓子)はそれでとどまっているような小物ではなかった。次の邂逅の時についていたのは80円の値札。そして今コンビニエンスストアでは、180円のリニューアル復刻版が売られている。
大人になったらこのチョコを箱買いするのが夢だった。でも1個180円はあまりに高価。チョコレートのまとめ買いは、「大人になったときの夢」から、「おかねもちになったときの夢」になった。
ところで、自分も大人である。大人なれば生々しい話もある。
我が家の所有地とその評価額が記載された書類を、もらってきた。
田舎では土地持ちは珍しくない。当家所有の土地の面積は、町育ちの自分の想像を超えていた。広い。冗談のような広さだ。
面積がわかればもう用は済んだが、せっかくなので、土地の値段も見てみる。所有地の評価額を足して、一坪あたりの単価を出してみた。How much?
我が家の所有地1坪。
52円也。
わあ。
20年前のシール付き菓子 < 我が家の土地(1坪) < 10年前のシール付き菓子 < 現在のシール付き菓子
つまり自分が先日買った復刻版チョコ(180円)は、土地3坪分の価値があるということ。
それは、箱買い・大人買いなんて無理だ。なんだかとても納得した。
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