言葉を絵や記号に置き換えたものを何と読むか考えて楽しむ「判じ絵」なる娯楽がある。江戸時代における言葉パズルみたいなものだ。「
よきこときく」は横溝正史の小説の中で使われたから馴染み深いかもしれない。
ほかに有名な判じ絵として「かまわぬ」がある。
鎌の絵に、丸ひとつ、ひらがなの「ぬ」。鎌、輪、ぬ、で「かまわぬ」と読む。当時の歌舞伎役者が着物か何かの柄に使ったことでブームになった。現代でもてぬぐい等の柄としてよく使われている。
前置きが長くなったが、起こった出来事は単純だ。
この「かまわぬ」柄のてぬぐいをわたしが使っているのを見た連れあいが、それを指差してひとこと。
「あ、『よろしく』だ」
一個も合っていない。日本語で四文字、としか覚えていなかった模様。でも間違ってもとにかく言ってみようという積極性はすばらしい。
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