汚い話につき注意。
犬小屋のまわりの糞を片付けるためのシャベルが地面にさしっぱなしになっている。
今朝はそのスコップからたくさんの蜘蛛の糸がのびていた。一晩で何匹巣をはったのか。
朝日を背景に大地に刺さったスコップ。無数の銀の糸は封印のよう。ここで妄想癖が発動。
「これが神代の昔に妖精によって封じられた伝説の……。
王たる者にしか抜けないと言われた神器、しかし我ならば。
応えよ!我とともにこの世の穢れを打ち払え!」
と勢いよくスコップを取ってポーズをつけるべく体を反転。伝説のスコップをかまえ、しっかと地面に足をつき。
えーとね。踏んだ。
(ヒント:本文の一行目)
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