民営化など話も出ていなかったころに郵便局でもらった貯金箱が見つかった。
昔仕様の
筒状の丸型ポストの形をしている。手紙をいれるところが硬貨口。ポストだから当然あかい。
しかし、実は本体自体は透明のプラスチックだ。貯金箱の内側、側面に沿うように赤い紙がくるりといれてある。外側から見て赤いのはそれだ。ポストの雰囲気を大事にしたい人はそのまま、貯まっていく中身が見たい人は紙をとって使えばいい。面白い仕様だ。
素材は安っぽいが、ポストの形は可愛らしい。何故今までしまいこんでいたのか。今日から使ってみよう。
とりあえず硬貨を一枚、いれてみる。
いれてみ……。
内側の赤い紙が硬貨口をふさいでいて、お金が入らない。
貯金箱にいれるくらいなら郵便局に預けろという無言の、しかし強いメッセージが感じられるノベルティだった。
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