忍者ブログ

起きて日常、寝て日常。

 ここには破もなく急もなく、 とりとめなく節操なく知識なく事件もなく全て世はこともなし。

カレンダー
05 2026/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリー
ブログ内検索
RSS
アーカイブ
バーコード
アクセス解析

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2026.06.27 (Sat)
Category[]

伝えない手

 日も暮れてから、庭に生ごみを捨てに行く。
連れあいが手伝うと言う。

「じゃあ俺、猫持つね」
猫を抱き上げて連れあいが言う。
ごみ捨てに猫を連れてどうしようというのか。

庭は暗いので懐中電灯が必要だ。
「俺は猫を持っているので持てない」
猫をなでながら連れあいが言う。
生ごみと懐中電灯を持って靴をはく。

玄関を出ようとする。
「猫で両手がふさがっていて、開けられない。開けて」
逃げようとする猫をしっかりと捕まえて連れあいが言う。
生ごみと懐中電灯を持ったまま、なんとかわたしが玄関のドアを開ける。

生ごみ用のごみ箱を開けてごみを捨てる。
「ほら、雪だよー。きれいねー」
景色を見せながら連れあいが猫に言う。
ごみ箱を閉めて、ついでに蓋につもった雪を払う。

家に戻る。
「猫が逃げないうちに閉めて」
真剣な顔で連れあいが言う。
玄関のドアを閉める。

靴を脱ぐ。
「よーし。俺、よくがんばった。よく手伝った!」
猫を解放した連れあいが笑う。

君、何をしに来たのだ。
PR
2007.12.13 (Thu)
Category[日記]
Copyright © アマモリ All Right Reserved.
Powered by Ninja Blog.
Template-Designed by ガスボンベ.