サイト管理人は何よりもアクセス数の増加を期せねばならぬ。さもなければ、サイト管理に奉仕する事が無意味になつてしまふだらう。
訪問者数をあまりにも気にするのは苦しいものだが、トップページに自分含め3人来れば安心する向上心のなさを反省してみる。もっと野心を持ってもいいのではなかろうか。とりあえず
芥川龍之介を改ざんして自分を煽ってみた。
とはいううものの、今までもアクセス増加のための試みはしたのだ。
レンタルブログはどうか考えてみたり、
「続きはwebで!」に挑戦したり、
せめてコメントだけでもと読み逃げ禁止令を出してみたり、
モテ系サイトにしてみたり。
しかし現状はこのとおり。
どうすれば、当サイトに人は来るのであろうか。
ここは正攻法でいこう。人を動かすのは掛け値なしの誠意である。真正面から、来てくれるようにお願いするのがよかろう。
そのお願いの文章を考えてみる。俺、この日記を書き終わったら、大手サイトになるんだ……。
まずは、言いたいことをそのまま書いてみる。テーマというやつだ。
案1
サイトに来い。
これをそのまま書くのはあまりに横柄だろう。おまけに切実さが感じられない。
切実な印象を与えるにはどうしたらいいか。
「金貸せ」と「お金を貸してください」では、何となく後者がより切実な感じがする。言われたほうの切実さというか、切羽詰り度はもしかしたら前者のほうが上かもしれないが。
とりあえず、敬語にしてみよう。
案2
当サイトにお越しください。
印象は幾分やわらかくなったが、それだけだ。心に響かない。
人間が動くには、動機が必要だろう。
どんないいことがあるかを提示することは、勧誘の必須条件だ。
案3
当サイトにお越しください。
面白い文章がたくさんあります。
「面白い」という言葉に惹かれる人はいるだろうが、嘘はよくない。大体この案そのものが面白くない。
しかし、正直に「管理人の日常を垂れ流している」と書くのは、当サイトに来ない動機づけとなってしまう。
本当のことを書きつつ、センセーショナルな言葉で宣伝し煽ってみる。
案4
当サイトは、ハートウォーミングサイコサスペンス日記サイトです。ぜひお越しください。
「ハートウォーミング」→田舎暮らしに対する一般的な印象、「サイコ」→止まらない妄想癖、「サスペンス」→原因不明の失敗の数々、「日記」→日記。
B級臭がぷんぷんするのは気になるものの、そういうものに魅かれる人はいるものだ。例えばわたしとか。書籍にも、内容にあまりにそぐわない大仰なタイトルをつけて、ベストセラーになっているものは山ほどあるのだから、この戦略もありだろう。
さらにもう少し若者を意識してみよう。
案5
ゎたしのキラキラな毎日を書ぃた日記だょ。ハートウォーミングサイコサスペンス日記サイトって感じw来てねv
書いていて少々頭痛がしてきた上、若者になりきれていないが、このあたりが限界だ。ちいさい「わ」なんて書く時がくるとは。長生きはするものだ。
しかしまだ地味ではなかろうか。広告は人の目をひいてなんぼの世界。もっと派手に。もっときらびやかに。
案6
(。・ω・。)ノぁたしのキラキラvな毎日を書ぃた日記だょ♪ハァトほっこり心系サスペリアニッキサイトって感じカナw来てねv(聖微笑)
なんかすごく殴りた、もとい、読みにく、いや、ええと、文章の装飾が贅沢?
あまり好みではないが、わたしよりも読む人の好みを考えるべきだ。これなら目立つはず。
この宣伝文句を読んだ人が、これから列をなしてサイトに押し寄せるわけだ。
楽しみだなー。サーバーに負荷がかかりすぎると怒られたらどうしようかなー。
でも、よく考えたら、この宣伝を載せる場所がない。
他のサイトにこれを書くのはあまりに罰ゲーム。自分の日記に書くのも恥ずかしいのに。
でも自分のサイトに掲げていても、それを読む人は、もう当サイトにいらしているのだから宣伝の意味がない。
そもそも最初は「お願い文」を考えるはずだったのに、「広告文」になっている時点で、趣旨からはずれている。
正攻法でいこう。人を動かすのは掛け値なしの誠意であると信じる。
当サイトは、今後も愚直に適当にいい加減を目指して日記を書いていく所存です。
よろしくどうぞ、ごひいきに。
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