「かいひと」、あるいは「はいじん」だろうか。焼肉屋の看板を見ながら考える。聞いたことのない熟語なのだ。読み方もまったくわからない。キャッチフレーズとしてはいささか難解に過ぎる。わたしの知識が足りないだけで、実はごく一般的な単語である恐れもあるが。
あるいはこの店独自の造語かもしれない。肉を焼いたあとには灰が残る。炭が真っ白に燃え尽きるまで食べて食べて食べまくろう。そんな思いをこめて灰の人と名づけたのでは。読みは「はいど」で。ちょっと格好いい、かな、どうかな、判断に迷うな。
正確なところは、どんな意味で、なんて読むのかなあ。「灰人」。
連れが言う。「『炭火』だろ」
あ?ああ!あああああああ!「炭火焼肉」の一文字目の上と二文字目の両端が消えてるのか!なんだか「灰」が不自然につぶれていると思ったら。そうか。炭火ね。そうだよなあ、「はいど焼肉」はないよなあ。
結構なアハ体験だった。副産物として「字消えて『はいど』」という駄洒落も思いついたが口に出さないでおこう。
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