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言葉では何も伝わらないと嘆く前に、正しい言葉を尽くしてみるべきだと思う。
伝わらないだけですめばいいが、間違った情報を伝えてしまうのはよくない。
少しでも伝えられるように、言葉は正確に。より近い言葉をさがし、名前がついているものはその名前を呼び。
お土産にしようとケーキを物色する。
季節柄おいしそうだし、見た目も可愛らしいので、いちごのケーキにしよう。
ショーケースのむこうの店員さんが、何になさいますかと聞く。
正確に自分の希望を伝えるべくケーキの商品名を確認。
「うさぎのマリエッタの初恋ストロベリー」
……。
……。
……う。
これ!このイチゴのやつください!(目的の物を指差しながら)
名前がついているものはその名前を呼び?
言えるかあ!
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アルバイト募集の張り紙。
「店内を見てください。あなたにも出来る仕事だと思いませんか?」
これほど既存の従業員のモチベーションが下がる求人の仕方はなかなかない。
冬の写真はどれも寒々しいので、
トップページに何を飾ろうか悩む。
あまりに寒そうな写真が続くのはよくない。地下ならば夏涼しく冬暖かい。正月後一ヶ月近く、観光坑道で撮った写真を置いておいた。
昨日改めて自分のサイトを見てみたら、坑道の写真はちっとも暖かそうではないことにようやく気づく。
どうせ寒々しいなら、季節感があるほうがよかろう。手元の冬らしい画像にした。
客観視は大事だ。
あと、日常日記サイトに長々と地下の写真があったので、それを見た方が、アマモリ家の地面の下には地下帝国が広がっていると思っていらっしゃらないか心配だ。
アマモリは地上人である、と念のため申し添えておく。家族については本当に地上人かどうか尋ねたことがないため、明言できない。今度確認しておく。この日記の更新が突然途絶えたら、我が家の地下に大帝国がないか調べてみてください。
バス車内の張り紙。
「テロ特別警戒実施中。
不審な人物・物等を見かけたら、下記までお知らせください。
○○営業所 電話○○-○○-○○○○」
今まさに怪しい物が目の前にあるときに、営業所まで連絡しなくてはならないのだろうか。
信号で停止したときにでも、そっと運転手さんに伝えてはいけないのだろうか。
指示どおり携帯電話で営業所に知らせようとしたら、事情を知らない運転手さんに「車内での携帯電話のご使用はご遠慮ください」と注意されたときはどうすべきか。
降りるまでずっと、不審物・人物を見つけたときの対応について悩み続けた。
一般人に有事の対応を真剣に考えさせるいい張り紙だと思う。
ただ、かなり夢中で脳内シミュレーションしていたので、周囲の怪しいものに目を配る余裕はなかったが。
とある田園地帯を通ったら、田んぼ一枚の短い辺と同じくらいの幅の巨大な看板があった。
「○○知事が田植えをした田んぼです!!」
「田植えをした」とは言うが、イベントでほんのちょっと苗を植えただけ。今年度限りで、来年はそんなことはないだろう。つまりこの看板は次の田植えまでの期間限定だ。
そもそも自治体の長が植えた稲だからとわざわざ見に来る人がいるだろうか。
それでも、看板は堂々と立っている。寒風にぐらぐら揺れながら。
その大きさ立派さがこっけいで。
面白くて、やがて。
いずれ、今年の夏あたりここを通って、看板の行く末を確認するのが楽しみになった。
上等の夏の着物をもらって夏まで生きようと思う人がいるくらいだから、この看板を次の夏に見るまでは生きようと決心した人もいるかもしれぬ。本来の存在意義がわからない看板だって何だって、役にたたないことはないのだ。
寝ていたら、連れあいに「ホッキはどこ?」と聞かれた。
ホッキ?ホッキ貝?そんなものが自室にあるわけもない。またいつもの寝言だろう。そんなものはないと答える。
「そんなはずはない。この部屋においておいた。お前が食べたのか」と食い下がる連れあい。
夢うつつであらぬ疑いをかけられ、寝言で延々と問い詰められることは珍しくない。面倒なので「冷蔵庫にしまった」とでたらめを言ってあしらおうと試みる。
そうか、ありがとう。思いのほか簡単に引き下がる寝言師。
ストーブの熱で溶けたら困るものな。
溶ける?ホッキ貝が?
貝?何の話?貝なんか買ったの?
え。だってさっきからホッキって。
……ホッキではなく、「ポッキー」だった。
そういえば寝る前に食べかけのお菓子を片付けたよ。
そして連れあいはちゃんと目を覚ましていた。
半分寝ていたのはこちらだったようだ。わたしの場合は完全に覚醒していてもこんなものだが。
かに味のスナック菓子を買ったら、説明に「かにのエキスや殻、かまぼこで味付けました」と。
確かに原材料に「かに風味かまぼこ」とある。
かに味にするためなら、蟹を原材料に使っていない蟹もどきでも使う。その手段の選ばなさが格好いい。
現代の相撲業界ではコンピュータープログラマーも雇うらしい。興味がわいたので顔をあげてテレビを見た。
「プログラマーからスポーツ選手まで各界の著名人が集結」と字幕が出ていた。
「角界」ではないのか……!
冬の大変さを伝えることは、寒い地方に住まう者の義務で特権だと思うのだ。
だから本日は、それを果たし、それを行使しよう。
「我が家のお湯用蛇口は、水流をストレートとシャワーで切り替えられます。普段はシャワータイプを使っています。
朝、お湯を出そうとしますとね、シャワーの水が出るところは穴のひとつひとつが小さいから、凍ってふさがっているのですよ。でも完全に封じられているわけではない。
どうなるか。
真横に細い細い水流が何本も勢いよく噴き出すのです。
朝から床と棚の掃除ですよ。拭くためのふきんも凍ってますよ。水を吸いませんよ」
「とにかく色々凍るのです。
ポットの底に水が少しついているのも凍るのです。ポットがすべるのです。
あちらのお客様からです、とカウンターを滑らせられる具合ですべるのです。
テーブルの上でカーリングよろしくすべらせたら、食器にあたって落としました。
朝から床の掃除ですよ。夜のうちに床に落ちている水滴も凍っていますよ。掃き集められますよ」
ことほどさように冬とは手間ひまのかかる季節なのだ。
それは冬のせいなのかという疑問はそっと心にしまってほしい。
茶の間のテーブルに、墓参りから持って帰ってきたらしい色々な種類の銘菓が置いてあった。
栗何とかという名前のついている物を選んで、自室でいただく。
きれいな紙のパッケージを開けると、小さな袋に入ったお菓子。油で揚げたかのような見た目で少し想像と違う。
食べると中にはあんこがはいっていた。まずくはないが、栗が見当たらぬ。栗の風味もしない。この味はまるで。
いやいや。栗は繊細に念入りに調理されて溶けてしまったのだろう。味がしないのはわたしの味覚がおかしいからだ。
そんな話をしたら、義母がころころと笑い出した。
義母が食べた栗何とかというお菓子のパッケージが可愛かったので、捨てるに忍びなく。
その辺にあったあんドーナッツをいれて包み直して置いたのだと。
この味はまるであんドーナッツだと思ったが、正解だった。
よかった。通ぶって、この細やかでほのかな栗の風味が銘菓たる所以、などと言い出さなくて本当によかった。
そして、我が家には連れあいと猫以外にも意外ないたずら者がいることがわかった。
人には敷居をまたぐと7人の敵がいるというが、敷居の内側にもご用心ご用心。