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茶の間のテーブルに、墓参りから持って帰ってきたらしい色々な種類の銘菓が置いてあった。
栗何とかという名前のついている物を選んで、自室でいただく。
きれいな紙のパッケージを開けると、小さな袋に入ったお菓子。油で揚げたかのような見た目で少し想像と違う。
食べると中にはあんこがはいっていた。まずくはないが、栗が見当たらぬ。栗の風味もしない。この味はまるで。
いやいや。栗は繊細に念入りに調理されて溶けてしまったのだろう。味がしないのはわたしの味覚がおかしいからだ。
そんな話をしたら、義母がころころと笑い出した。
義母が食べた栗何とかというお菓子のパッケージが可愛かったので、捨てるに忍びなく。
その辺にあったあんドーナッツをいれて包み直して置いたのだと。
この味はまるであんドーナッツだと思ったが、正解だった。
よかった。通ぶって、この細やかでほのかな栗の風味が銘菓たる所以、などと言い出さなくて本当によかった。
そして、我が家には連れあいと猫以外にも意外ないたずら者がいることがわかった。
人には敷居をまたぐと7人の敵がいるというが、敷居の内側にもご用心ご用心。