居酒屋で注文すると「よろこんで!」と返されるというのは都市伝説だと思っていたが、本当だったので驚いた。
オーダーの時どころか、店にはいるやいなや「よろこんでいらっしゃいませ~~ーーーーっ」と迎えられたので、これは単なる言い伝えではなかったと認めざるをえない。
でも「よろこんでいらっしゃいませ」は「よろこんでおいでなさい」だから、喜んでいるべきなのは客のほうではなかろうか。そうなると、料理を頼んだときの「よろこんで」も、実は命令形であるとも考えられる。
隠れ殿様商売。殿様だから「お忍び」のほうが情緒があるかな。
後日別の店に入ったら、今度は「いらっしゃいませ、ぽんぽこぽーんー!」と出迎えられた。
我々は今まさに、変わりゆく日本語の現場に立っているのだと戦慄した。
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