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起きて日常、寝て日常。

 ここには破もなく急もなく、 とりとめなく節操なく知識なく事件もなく全て世はこともなし。

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2026.02.06 (Fri)
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喪の色はバス停にたなびいて

 ページを繰る手がひりひりと冷えてきたことを機に本を閉じた。病院前のバス停には自分しかいない。
家にいるときより薄着をしているのが思いのほか寒い。検査のため服を脱いだとき、時間節約のため重ね着の一部をかばんにいれたせいもある。
服の着脱が必要な検査があるとわかっていたのだから、多少の工夫をしてくるべきだった。防寒にもならないお洒落のための重ね着は面倒なだけだったし、 ジーンズの下にタイツを着ていたら足首の露出が必要な心電図検査で上から下まで脱ぐはめになった。紳士用のタイツは股引やズボン下(今風の言い方がわから ない)のように裾から足首がでているが、婦人用タイツは足先まですっぽり覆った袋状なのだ。足をだせと言われたら脱ぐしかない。
そういった服の問題から採血針の鋭さ等さまざまな苦難をを乗り越えて、今帰路のバスを待っている。

読んでいた本をバッグにしまう。かばんの中にマフラーが見えたので、これを巻いてバスがくるまでの寒さをしのぐことにする。
くるくると巻かれたマフラーを一気に広げる。長い長い、黒の、二股にわかれた、

それは、マフラーではなく、先ほど検査のときに脱いだ、タイツだった。

わたしの手を支点にひらひらと風に舞うタイツ。
うあああああああああああああああ。

バス停で使用済みのタイツを広げるなど、はしたないを通り越して破廉恥きわまりない。多分誰にも見られていないとは思うが。思うが。思うが。
ああ。村史の片隅を汚す村民で申し訳ない。今後は脱いだものはきちんと着なおします。
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2009.02.26 (Thu)
Category[日記]
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