かにかまをのせたトーストを食べながら考えた。
トーストは美味い。マーガリンをぬればさらに美味い。好きなものをのせて食べれば天上の美味。無論米も負けてはいない。起こってもいないことをあれこれ 予想して悩むのは好きではないが、唯一ふと想像して悩む問題が「一生パンか米かどちらかしか食べられないとしたらどちらを選ぶか」ということだ。食パンは 大好きだ。しかし米。あのつやつやもちもち。のり佃煮ふりかけ鱈子たまごなどとのコンビネーション。おかずを引き立てつつ自らも主張しされど邪魔になら ず。丼ものを考えた人は神託を受けたとしか思えない。捨てがたい。米の飯も捨てがたい。
主食に限らず美味しいものはたくさんある。限りなくある。それがすべて自分の口に入るわけではないにせよ。
すばらしいことだ。美味しいということは。うれしくて楽しくて、その先に満腹という満足が用意されている。
嬉しいこと楽しいことがあるのなら、もう少し生きてみようという気になる。つまり美味しいということは希望になりうる。パンを米を肉を野菜を魚を果物をお菓子を食べながら、こんなに美味しいのなら生きていることも悪くないと思う。
トーストを食べながら外を見る。さあ、今日も生きねばならない。生きるというのはときどきしんどい。でも今日のトーストはこんなにもおいしいから、生きてみるのも悪くないだろう。
そんなことを考えながら朝食を食べていたら、トーストが本格的に喉につまって命を落としそうになったという、お粗末なお話。
皆様におかれましては美味しく食べつつお元気であられますよう。
PR