横断歩道を渡るときに、自分だけのルールを決めることがある。「白いところだけ渡るといいことがある」とか「白線に触れると警報機が鳴って捕まる」とか。もちろんどこを踏もうが何も起こらないのだが、世を面白く住みなすものは心だ。
この遊びは、白線とアスファルト部分に優劣をつけることになる。どちらかを優遇することで、ラッキーだったりバッドエンディングになったりするのだ。
ふと考えた。どちらに転んでもいい結果だったら、それも楽しいのではないか。
やってみる。
白いところだけ渡りきったら、向こう岸で声のいい紳士と日本茶でティータイム。
途中でアスファルトを踏んだら、いぶし銀の忍者がやってきてお姫様だっこ。
オーケー、いい条件だ。ではいざ。
とりあえず白いところを渡る。忍者がよければ途中でアスファルトを歩けばいいのだ。
白。
白。
白。
白。
そして。
アスファルトを踏むなら、今が最後のチャンス。
あと一歩で、白線のみ横断達成。
紳士か、それとも忍者か?
どうする?
どうする?
結論。どちらもいい条件だと、スムーズに横断できなくて危ない。
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