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何も見えない暗い夜。
電灯のスイッチの真下まで来たときに、かさり、と素足が何かを踏んだ。
すぐに灯りを点ける。
踏んだと感じた足を上げてみる。
床には何もない。
踏んだ瞬間に逃げたということか。つまりは生き物だ。
かさかさとした、動く、何か。
蛾か。それとも、あの、黒くて、速くて、てらてらとしたアレか。
警戒しつつ部屋を見回す。じりじりと。すり足で。
かさり、とまた音がした。足の下。
足の裏に、セロハンテープがくっついていた。
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とある店にて。
「お客様のお忘れ物」の箱の横に「ご自由にお持ちください」と書いてあってびっくりした。
よく見たらそれぞれ違う箱だった。
隣あわせに置いて大丈夫か。
毎週通る道に喫茶店がある。看板には「コーヒー・オムライス ヨーグルト」。
ヨーグルトが名物の喫茶店は珍しい。看板に載せるからには、よほど自慢の品なのだろう。いつか食べてみたいものだ、と思いつつ数年。
昨日ふいに、「ヨーグルト」が店の名前であることに気づいた。
看板料理と料理名からとった店名を並列に書かないでほしい。せめて改行を。
前菜とメインからそれぞれ1品ずつ選べるレストラン。
前菜:生ハムサラダ、帆立のポタージュ、カナッペ3種、チキングラタン
メイン:和風ハンバーグ、チキンソテー、マカロニグラタン、本日の魚のムニエル
連れあい「じゃあ、チキングラタンとマカロニグラタンで」
えええええええええええ。
食堂のテーブルにはポットが置いてあった。セルフサービスでお茶が飲み放題。お茶好きのわたしはほくほくだった。
一杯目を淹れる。連れあいにも淹れる。わたしは熱いのが苦手なので、少し冷めるまで待つ。
連れあいがおかわりを所望。連れあいの茶碗に二杯目を淹れる。待ちきれなかったのか淹れている間に連れあいはわたしのお茶を持っていく。新しく注いだお茶がわたしの手元に残る。わたしは熱いのが苦手なので、少し冷めるまで待つ。
連れあいが三杯目を希望。連れあいが差し出した茶碗にお茶を淹れる。待ちきれなかったのか淹れている間に連れあいはわたしのお茶を持っていく。新しく注いだお茶がわたしの手元に残る。わたしは熱いのが苦手なので、少し冷めるまで待つ。
まだ飲みたいと連れあいが言う。ポットのお茶を注ぐ。待ちきれなかったのか淹れている間に連れあいはわたしのお茶を
お互いにいい大人なのでこれくらいで喧嘩はしない。
テーブルの下で拳と足を使って語り合っていただけだ。
夕食の支度をしている間に風呂にお湯をはるのだが、5回に4回くらい止め忘れてあふれさせてしまう。
反省してキッチンタイマーを導入した。お湯をはりはじめたら、11分ほどで鳴るようにセット。アラームがなるので忘れていても大丈夫。
人は日々工夫し、成長するものなのだ。
お湯を出す。セットしたタイマーをエプロンのポケットにいれ、炊事を続ける。
45分後。そこにはあふれる風呂釜の姿が!
体を流し台におしつけたときに、タイマーのスイッチを押してしまったらしく。
エプロンのポケットは危険だ。台所のテーブルにタイマーを置く。人は日々工夫し、成長するものなのだ。
60分後。そこにはあふれる風呂釜の姿が!
生ごみを捨てに外にでたときに、アラームが鳴ったらしく。
それでもわたしは信じている。人類は日々工夫し、成長していくのだと。
信じているのだ。
祭の屋台で連れあいと義母がステーキを買った。
早速その場で食べはじめるものの、少々味が薄かったようで不満気な二人。
そこへわたしが皆の分のジュースを持って合流した。
事情を聞くと、艶やかに笑い白魚のような指先を鞄に入れひらりとよどみなく取り出しましたるは。(注:修飾語は脳内イメージであり、実際の状況とは異なることがあります。)
塩。濃い味好みの連れあいと外食する時のため持ち歩いているアジシオ。
連れあいと義母から、同時にあがる歓声、そして褒め称える言葉。
この時わたしは、一家の一員になって以来、最高の評価をうけたと思う。
そして、何十年か後、この日が自分のピークだったと哀しく懐かしく思い出すに違いない。
2007年夏。心に刻んでおこう。
以前、
何故Web日記を書いているのかについて語った中でのこと。
書くのはあくまで自分のため、でも読んでもらえると嬉しいと話を展開した後、まとめと称して以下のように表現しました。
>「べ、別にあんたのために書いてるわけじゃないんだから!
>で、でも読んでくれるのは嬉しいっていうか・・・・・・な、なんでもないわよ!!」
この部分を「何故Web日記を書いているのか」という問いのもともとの発信者であるRusicaさんが
記事で引用してくださいました。
できれば見なかったことにしたいわたしの自称「まとめ」に対して、決してスルーせず「ツンデレ」「王道っぽいセリフ」と丁寧にコメントしてくれるRusicaさんはきっといい人に違いない。うん、いい人だ。ありがとうございます。
この台詞は確かに「ツンデレ」を表す記号的慣用的表現でもあります。
ですが、内容は「ツンデレ」ではありません。
ざっと調べた範囲ですが、本来の「ツンデレ」が「べ、別にあんたのためなんかじゃないんだから!」と言うときは、実情は100%「あんたのため」でなくてはならないようです。
書くのは自分のため、というわたしの文章とは、根本から違います。
自分のサイト内で使う分には、意図的な誤用でもいいと思っていましたが、他サイトに引用された以上は、正しい使用法について書いておく必要があると判断しました。
あれは「ツンデレ」としては間違っていますからご承知おきください、と注意喚起をしておきます。
「べ、別にあんたのためじゃ(後略)」は、広く「ツンデレ」と認識されていますので、それをご覧になって「ツンデレ」に関するコメントをつけた Rusicaさんにはまったく非はありません。質問への回答であることからどこかに引用されることが十分に予測できる状況なのに、誤解を誘導するような表 現をしてすみませんでした。
当サイトが超大手サイトになり、読んでくださる方が爆発的に増えた後、「あんたの日記のせいで『ツンデレ』を間違って覚えていた!責任取れ!べ、別にお 金がほしいとか、そんなんじゃないんだから!」と訴訟をおこされるのも嫌ですので、ここで自分の間違いを告白しておきます。
悲劇はひまわりから始まる。
鮮やかで背景としてもよさそうなので、庭のひまわりを背景におもちゃの写真を撮ることにした。
アクションフィギュアやら人形やらミニチュアやらを抱えて庭にセッティング。狭い花壇を前に、しゃがんだり時には伏せたりしながら撮影。
大丈夫。自分の家の庭だし田舎だから誰も通らないし郵便配達や宅配の時間でもなしましてお客様なんてめったにこな
・・・・・・お盆って、予定していなかったお客様が結構いらっしゃるよね・・・・・・。
初対面の親戚に偏った趣味のおもちゃを見られたのみならずそれを野外に並べている姿を曝してしまいそのせいで最初のご挨拶まで挙動不審になってしまった田舎町の嫁はどうやって生きていったらいいのでせうか。
村長、何故こんなことを?
僕たちを・・・・・・裏切ったのですか・・・・・・?
テレビのニュース。
「この祭りは、昭和○年から6年間村長を務めた○○氏が、村を襲った台風から村民を守るため神社に奉納した○○を由来としており云々」
頭の中で、「襲った」の後で句点をうって、その先を聞き流したので、大変混乱した。
夏休み。ぜひ「発見」をしていただきたい。
夏休みはだらだらと続く休日ではない。世界の輝きを増すためのツールである。そのツールを生かしてほしい。
つかみとった長い長い時間を使って、多忙の中で見逃していたものを発見し、感動してほしい。
見つけたものはきっと、夏休みがおわった後のあなたのこれからを、少し美しくしてくれるはずだから。
夜。懐中電灯を持って部屋に入る。暗い部屋を手元の明かりだけが照らす。ふと横に目をやると、鏡に映る自分がいた。
そういえば、顔を下から照らすと怖くなるけど、自分のそういう姿は見たことがない。
試してみる。懐中電灯を上に向けて顎の前においた。・・・・・・いまいち迫力に欠ける。素材には十分怖くなる潜在能力があると確信しているので、明かりの位置を色々変えて試行錯誤する。
結果、鎖骨の真ん中あたりか、胸の中央、肋骨の途切れるあたりが光源の位置としては最適と思われた。ただし、人によっては、顎の真下のほうが怖いと感じる可能性はある。
また、光源は、体から離すのではなく、ぴったりとつけた方が効果が高い。
さらに、昔ながらの豆電球ではいかにも人間の悪ふざけという雰囲気で、少々興がさめる。白色LEDのほうが無機質でより恐怖を煽ると感じられた。
自分の「怖い照らし方」がわかって、満足して床につく。
夏休み。ぜひ「発見」をしていただきたい。(中略)
見つけたものはきっと、夏休みがおわったあとのあなたのこれからを、少し美しくしてくれるはずだから。
ことしのなつやすみのじゆうけんきゅうのテーマは、「同じ文章なのに説得力に差があるのは何故か」にしようとおもいます。
出先で手を洗い、備え付けのペーパータオルで水気を拭いた。
ほんのりと紅く染まるタオル。
血だ。また怪我か。痛いところにはひととおり絆創膏を貼っているのに、また怪我か。これ以上貼ったら、手が絆創膏に埋まってしまうではないか。そもそも 知らないうちに傷をつくるとは、どれだけ鈍いのか。切ったりすったりした瞬間は痛くないこともあるが、血がにじむくらいなら普通気づく。負傷をするような 危ないことをしたという自覚もあってしかるべきだ。しかし今日はまだ怪我をするようなことをした記憶がない。外出先で手に傷をこしらえるような用事があっ ただろうか。待て。もしやこれはかまいたちの仕業。知らないうちに切っていく妖怪だ。ならば人の身で気づかぬも道理。ではそのかまいたちの傷はどこだ。血 がにじんでいるところはどこだ。
両の手をためつすがめつ確かめる。新しい傷などない。
しかしペーパータオルは現に。
よく見ると、ペーパータオルはもともと、薄い桃色で着色されていた。
~あまもりそこつどうあやかしきたん かまいたちのまき 了~
参考リンク
なぜ水に濡れると色が濃くなるの?