●現在おすすめの食べ物を5つ。
【四枚切り食パン】
ある小説で、食にこだわりのある主人公が、8枚切り食パンを食べながらこう述懐する。「私は4枚切りのパンをほとんど憎悪している」。
否。断じて否。
薄切りの食パンは何かをのせたり挟んだりするには重宝だが、食パンを食べるのなら、特にトーストにするならば、断然厚く切るべきだ。
薄切り食パンの表面を狐色に焼くと、カリカリとした食感で終わってしまう。
それはそれでいいものだが、これが厚切りならばどうか。歯がカリッとした表面を破ると、そこはふわふわもちもちの第2層。蒸気を含んだ柔らかな内部と程よい焦げ目の合わさる美味さたるや。
・・・・・・ちょっとお腹がすいたので、パン焼いてくる。
【じゃがいも】
茹でてつぶしてマヨネーズとマーガリンと塩コショウ、出来れば隠し味にコンデンスミルクと昆布茶を少々。マヨネーズは入れすぎず、あくまで芋の質感を残すこと。お好みでコーンやベーコン、たらこを混ぜてもOK。
このマッシュポテトが大好物だ。大量に作って夕食に出し、残りを朝ごはんのバタートーストにたっぷりのせて食す。炭水化物万歳。
これがあれば食パン4分の3斤は食べられる。というより、4枚切りのパンを3枚たいらげて、もう1枚食べようとしたところで、さすがに1食1斤はと思いとどまった。
【豆腐】
切っただけで冷奴。温めただけで湯豆腐。頭を彩る葱なめこ鰹節ちりめんじゃこ豆板醤とろろ昆布なめたけ蟹カマえとせとら。
あんかけ。茶巾豆腐。豆腐ステーキ。白和え。麻婆豆腐。豆腐の味噌汁。揚げだし豆腐。豆腐ハンバーグ。豆腐ケーキ。
メインから小鉢、デザートまでこなすその守備範囲の広さに惚れている。
本当にいいものはそのまま食べてもおいしい。
何と隙のない、にくい奴。
【鶏ささみ】
ささみが好きだ。最後の晩餐に「最高級のヒレステーキとそこらのスーパーで普通に売っている鶏ささみ、どちらを召し上がりますか」と聞かれたら、迷わず「最高級のささみを持って来い」と答える用意があるくらい好きだ。
柔らかで緻密なあの肉質。淡白な味。美しい流線形。
特に焼いて食べるのがいい。塩コショウでシンプルに。チーズを挟んで濃厚に。バジルペーストを塗っておしゃれに。照り焼きで豪快に。卵をからめてピカタに。
こんなに魅力がある肉なのに、我が家の家族には人気がない。もそもそして嫌だとのこと。仕方がないので、わたし以外の家族が好きで、わたしがあまり好きではないおかずを出すときに、自分の分だけ焼いて食べている。ささみオンリーミー。これはこれで悪くない。
【PINO(エスキモー)】
バニラアイスをチョコレートでコーティングしたアイスクリーム。
30年前から販売されている定番をいまさらプッシュ。
ちょっと甘い物が食べたいときにちょうどいい。
アイスといえば、先ほどの話。
暗い台所で、手探りで冷凍庫を開け、アイスが入っている棚からひとつ大きめの袋を持ってきた。
部屋に戻って明かりの下で見たら、冷凍むきえびだった。アイスモナカだと思ったのに!思ったのに!
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