昨日の日記について。
2時間ドラマで雪上の足跡トリックはあまり見たことがない。それはむしろミステリのお家芸ではないか。と、日記を公開した後に気づく粗忽刑事が事件を解決するのは、きっと時効が過ぎたころ。
前日の話を長々と引っ張るのは好みではない。今日の日記は以下のとおり。
「粗忽刑事」はなかなかいいかもしれない。万が一わたしが、ニックネームをつけるのが慣例の捜査一係に配属されたときのためにシュミレーションしておこう。ちなみに前日の話を続けるのは好きではない云々は、今日の妄想を綴るためのささやかな前ふりです。
配属早々誤認逮捕をしてしまうアマモリ巡査。あきれる同僚たち。
係長「で、誤認逮捕の原因はなんだ?」
アマモリ「うーん、うっかりというか、ケアレスミスというか・・・・・・」
新人刑事「ケアレスミスぅ?」
中堅刑事「冗談じゃないよ!そんなんで捜査が出来るか!何を考えてるんだ!」
係長「・・・・・・。よし、今日からお前は『ケアレス』だ」
アマモリ「『ケアレス』?あだ名がですか?!もうちょっと格好いいのがいいなあ・・・・・・」
係長「ぜいたく言うんじゃない」
中堅刑事「こりゃあいいや!よろしくな!ケアレス!」
その後も名前のとおり失敗を繰り返すケアレス刑事。尾行をまかれ、聞き込みで肝心のことを尋ねず、証拠品を紛失し、証人を殺され、捜査上の秘密を漏らし、拳銃の恐怖に体当たり取材している記者を誤射し、逮捕状の請求を忘れるケアレス刑事。
何やら書いていて腹がたってきたが、それは見ている視聴者も同じである。放送しているテレビ局に寄せられる抗議抗議抗議。ケアレス刑事がいいかげんすぎ る、刑事というより人間として嫌い、家族が警察官だがあんな仕事ぶりと思われては困る、なんだか自分のことのようでいたたまれない、など。ちなみに最後の 意見は北国在住のAさんからの投書。
こんなに批判が多くてはドラマとしてまずい。好かれるキャラクターになるべく急速に成長するケアレス刑事。いつしか立派な刑事に。
体をはって逮捕した被疑者がパトカーで護送されていくのを見送るケアレス刑事。係長がその肩をぽんと叩く。
ケアレス「ボス・・・・・・(満足そうに微笑む)」
係長「やったな、ケアレス。いや、もう『ケアレス』じゃないな」
ケアレス「?」
係長「お前はもう『ケアレス』じゃない。『ケア』だ!」
「けあけいじ」って語呂わるいよ!「けあれすけいじ」もどうかと思うが。
次回予告(BGMはテーマ曲のピアノアレンジ)
「管内で拳銃強盗事件発生!」
「ボス!奴だけは自分が逮捕します!」「ケアレス・・・・・・」
「お前のミスのせいで俺は・・・・・死ねーーーーーーっ!」
「ボス・・・・・・ずっと思っていたことが、あるん、です・・・・・・」「ケアレス、しゃべるんじゃない!もうすぐ救急車が来るぞ!がんばれ!」
「いえ・・・・・・言っておきたいんです、ボス、最後に・・・・・・」「・・・・・・なんだ、何が言いたいんだ・・・・・・?」
「『ケアレ スミス』って・・・・・・人の、名前、みたいですよ、ね・・・・・・」「ケアレス?!おい!しっかりしろ、ケアレスーーーーーっ!」
次回、「ケアレス刑事住職!!(←「殉職」の誤植)」にご期待ください!
PR