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今日も今日とて落ち葉掃き。掃いても掃いてもきりがない。
使う道具は竹製熊手と竹ぼうきだ。ほうきはこの間新しいものを買ってもらった。新品の竹ぼうきは先端が折れて無くなっていないので、掃く部分がアンバラ ンスなほど大きい。一度さっと地面をすべらせるだけで広い面積がきれいになる。熊手は落ち葉が深く積もっているときに便利だ。一気に一箇所に集めてとりこ ぼしがない。
赤、黄、橙、黄緑、緑、茶色に黒。大石、小石、さざれ石。もみじの葉はさわさわ、栗の葉はばさばさ。
色も重さも音もひしめいた落ち葉の山ができたら、それを手押し車に積む。集めたその場で燃やせれば爽快だが、霜や氷で湿っているとそうもいかない。敷地内の目立たないところにまとめて捨ててしまう。
枯葉の掃除で大事なことは、完璧を求めないことだと思う。
掃いても集めてもきりがない。運んでいるうちにまた降り積もる。手押し車からこぼれる葉もある。
驚異的な数の葉は自然の脅威。太刀打ちしようとせず、大体のところであきらめてしまうのが精神衛生の上では良い。
さて、完全ではないが始める前よりはずっときれいになった。運ぶべき最後の葉の山を搭載して手押し車の方向を変える。その拍子に、がつんと木の幹に車の角がぶつかった。
ばさばさばさばさばさ。衝撃でいっせいに木に残っていた葉が落ちる。あたり一面鮮やかな赤、黄、橙、黄緑、緑……。
あきらめることで救われるものがある。本日の掃除は、これまで。
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ご飯茶碗に作ってしまったコーヒーを哀しく捨てる初冬の朝。
同じネタ・連れあいネタが続くがご容赦願いたい。連れあい寝言メモ。
夜中、お手洗いから戻って布団にもぐりこもうとすると、わたしの顔を見た連れあいが、
「う、うわ、うわわ、あああああああ!」
悲鳴をあげた。何なのだ。
「あ、なんだアマモリか。ナマケモノの化け物だと思った」
それは獣のほうか仕事をしない人のほうか。いずれにしても許しがたいからそこになおれ。
「お前こそ謝れ」
何故間違えられたほうが詫びねばならぬのだ。
「ナマケモノに謝れ」
しかもそちら相手にか。君が獣とわたしに謝れ。アマモリのようなものをナマケモノ様に見間違えてすみません、と。
……あれ?
連れあい寝言メモ。
「ちょっと起きて(起こされた)。お客さん来たよ」
こんな深夜に誰も来ないよ。
「玄関に来てるって」
怖いこと言うな。
「イモコさんだと思う」
イモコさん……小野さん?
「違うよー。妹のイモコさんだよー」
なんという。あまりといえばあまりな名づけ。イモコさん不憫。
夕食準備中。本日は山の幸。手元を覗きこんだ連れあいがひとこと。
「お、今日はシーフード?」
今日は「しいたけ」でございます。「しー」しかあっていません旦那様。
見間違いではなく言い間違いだから心配になる。
こなす仕事は大雑把だが、肌は繊細で弱い。できれば逆がよかったが素質なのであきらめる。ともあれ水仕事にはゴム手袋が欠かせない。
使用後に裏返して干しておいた手袋を手に取る。作業中に内側に水が入ってしまったのだが、すっかり乾いたようだ。ではまた早速働いてもらうとしよう。裏返していたものを戻そうとする、そのとき。
落とした。ぼちゃんと。水が張られた湯船の中に。やっと乾いた手袋を。
今日は予備を使おう。
不定期連載、連れあい寝言メモ。
「お前の固定資産税、高っ」
いや、固定資産とか持っていないから、税金もとられないよ。
「だって8円もとられてるよ!」
税額8円なら破格。税務署にすれば徴収しないほうが得なくらいだよ。
「だって残り2円だよ!」
わたしの固定資産、安っ。
庭に来る害獣などを「傷つけずに遠ざける」商品の名前が「バードキラー」だった。
お隣のササキさんにおすそわけを持っていく。お隣といっても数十メートルは離れている。遠くの山には雪が降り、寒風が身に痛い。
ササキさんの飼い犬が尻尾を振る。遊びたいが今は手に食べ物を持っているので我慢だ。いつもならササキさんは犬の近くで庭仕事をしておいでだが、見回す 庭に姿はない。玄関へ進みインターホンを押す。まずアマモリですと名乗って、煮物をたくさん作ったのでおすそわけですと。シュミレーションする。インター ホンも電話も緊張して苦手だ。しばしの後インターホンからササキさんのお返事が聞こえた。よし、まずは名乗って。
「あっ、ササキですが……」
ああああまちがいましてゃ(噛んだ)。アマモリです。あの、煮物を。
ドアを開けてくれたササキさんとほとんど顔もあわせられず、用件をすますと走って帰ってきた。帰り道の風も冷たかったが顔が熱かったので気にならない。
人の名前が覚えられないとは自覚していたが、自分の名前までおぼつかないとは知らなかった。
自慢ではないがわたしくらい間違いや物忘れが頻繁だと、周りの人が何かと気をつかってくれるようになる。義母は割ってほしくない食器は決して他の洗い物 と一緒には置かないし、連れあいは何か特別な予定が入ったときにわたしに伝え、その予定の3日前に確認し、さらに前日にもう一度教えてくれる。ありがたい ことだ。
ところで。
今日、犬の散歩を終えた後のこと。
犬は餌を待ちかねて尻尾を振る。いつもどおりドライフードに少しの犬用缶詰を混ぜて餌皿に。これを犬小屋にいれると「食べてよし」の合図だ。空腹らしい犬はもう小屋に入って準備万端。
この皿を小屋にいれるときに、犬をつないでいる鎖に食器をよくぶつけてしまう。勢いよくあてて中身をこぼすこともある。鎖に引っかかって皿が置けないの で、一旦皿を外に出して、その後落ち着いて鎖をよけつつ置きなおすのが毎日のことだ。毎日のことだから最初から丁寧にゆっくりといれればいいのだが、それ ができないのが愚者の愚者たる所以だ。
本日も鎖のことなどすっかり忘れ小屋の中を見もせずに餌を。
その刹那、するりと犬が小屋を出た。中の障害物がなくなり、皿は難なく所定の位置に収まる。それを見届けて犬は再び小屋に戻り、悠々と食事にかかった。
ついに。
ついに犬に気をつかわれるまでに……!